飯田タイル有限会社 代表取締役 髭ダルマこと飯田貴裕
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社長をやっていて、自衛官で良かったと思うこと

今、社長をやりながら自衛官で良かったと思うことが多々あるのでまとめました。

一番は自衛隊なので当たり前の話ですが「防衛大学」卒業の方とお話する機会が多々あることです。

頭が良いとはどういうことか?を知ることができましたし、それとともに「マネジメントは頭が良いだけでは務まらない」という

ことも知ることができました。

マネジメントをする上で根本的に大切なことはなんなのか?これを知ることで社長としてやっていく自信がつきました。

具体的にこの話を始めると長くなるので次の機会に回します。

では、本題に入ります。自衛官で良かった点ですが

1、体力がついた、体力維持の大切さに気づいた

2、勉強する、調べる習慣が身についた

3、戦略、戦術の重要性を知った

4、法律関係に抵抗感がなくなった

と考えています。

では、1から具体的に話していきます。

1、体力がついた、体力維持の大切さに気づいたですが、

社長に限らず、人間は体が資本です。

現在40歳で、現場での作業がメインで動いていますが、事務作業もしなければなりません。

必然と昼は現場、夜は事務作業となります。そして本当の仕事関連を一切しない「休み」というものがほとんど存在しません。

そこに更に週に2回、多い時は3回のジムでの筋トレと、たまに仕事の付き合いでの飲みも入ってきます。

これらをこなせているのは自衛官時代に運動する習慣を身につけることができたからだと考えています。

1日は24時間です。いかに仕事に体力と時間を配分できるか?単純にその割合が大きいほど仕事の売上は上がると考えています。

ちなみに体のケアの仕方も体育学校出の方から教わることができたのも非常に大きく、

毎日風呂上がりにストレッチをすることで、少なくともぎっくり腰の予防にはつながっています笑

続いて2、勉強する、調べる習慣が身についたですが、

まず、私はあまり勉強は好きではありません。

ただ、自衛官は勉強や調べたりすることが多いです。間違った知識を身につけてしまうと怪我や最悪の場合、命を落としてしまいます。

ちなみに武器等の教科書(教範)は何十冊もあります(自分も当時は手元に20冊ぐらいありました)。

そしてその知識を実践しなければいけません。なので教範の中でも自分にとってどの部分が重要か?頭の中でイメージできるか?

というのが大切になってきます。そういった勉強方法を身に着けることができたのは自衛隊にいたからだと考えていますし、

洗剤の知識をつける為に化学を1から勉強するのも、新たに何か本を読むのも億劫ではなかったのは大きいです。

3、目的、戦略、戦術の重要性を知った

自衛隊では訓練において必ず目的若しくはゴールを決めます

そして目的達成の為に段階的にチェックポイントを定めるのが戦略で、その為にどうするのか?が戦術です。

これを会社に当てはめるとまずは目的(年商等)を定め、そこにたどり着くまでの期間(1年以内等)を決めることで

次に戦略(逆算して段階的な売上目標の選定)となりその為の戦術(閑散期はどうするか?繁忙期はどうするか?キャンペーンや展開方法等)となり、現状を鑑みて無理なようであれば目的の変更をする、サービスの展開方法を変えるといった考えにつながります。

これができないと経営は簡単に暗礁に乗り上げますし、そういった経営者さんを何人か見てきました

最後に4、法律関係に抵抗感がなくなった

ですが自衛隊には「服務小六法」という物が存在します。

自衛隊関連の法律をまとめてある本です。

独特な言い回し等があり、最初はちんぷんかんぷんでしたが、理解せずに行動し、怒られました。

必死に勉強した結果、独特の言い回しにも慣れ、今の仕事に関係する法律(会社法や産業廃棄物処理法等)

もすんなり頭に入ることができました。

ここまで色々と書いてきましたが、でも、結局のところ一番良かったのは同期や仲間がいっぱいいることです。

一緒にしばかれ、時には泣いて笑った同期や仲間は特別で、同じく自衛隊だった経営者さんも「自衛隊を除隊して20年経つが未だに同期会に呼ばれるし、呼ばれたら行く」と言っていました。

確かにパワハラもありましたし、良いことばかりではありませんでした。

でも、そういうこと全部含めて良い経験だったと思います。

桜は自衛隊の隊花です。

桜を見る度に自衛隊にいた時のことを思い出しますし、気が引き締まります。

令和6年、陸上自衛隊新町駐屯地桜まつりの桜

 

 

 

 

 

 

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